本を聴く.com

広告:この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

オーディオブック比較|Audibleとaudiobook.jp、両方使う私の選び方

聴きたい1冊が決まっているなら、全タイトルから毎月1作品を選べるAudibleスタンダードが月880円。対象の本を何冊も試すならAudibleプレミアムが月1,500円。日本語の対象作品を1年続けて聴くなら、audiobook.jpの聴き放題年割は年9,990円です。

この記事の目次
  1. 聴く冊数と使う期間で、料金の候補を絞る
  2. 作品数より先に、聴きたい音声版を探す
  3. 1年続けるなら、audiobook.jpの年割は月払い8回より安い
  4. 無料体験では、本とアプリを一緒に試す
  5. アプリは、倍速より先に聴き直し方を試してみる
  6. 契約が終わっても聴きたい本は、単品購入の価格も比べる
  7. 迷うならAudibleから。1年続ける本が決まったら年割も比べる

両方を使ってみると、月額料金だけでは選べないと感じます。同じ『夢をかなえるゾウ』や『コンビニ人間』でも、二社で出演者が違うからです。好きな声で聴ける一冊があれば、どちらを使いたいかも変わります。

聴く冊数と使う期間で、料金の候補を絞る

以下は日本のWeb登録時の税込通常料金です。audiobook.jpの年割は一括払いです。

使い方 プラン 料金 利用する範囲
毎月聴く1冊が決まっている Audibleスタンダード 月880円 販売タイトル全体から毎月1作品を選ぶ
対象の本を何冊も行き来したい Audibleプレミアム 月1,500円 聴き放題対象作品
日本語の対象作品を1年続けて聴く audiobook.jp聴き放題・年割 年9,990円 聴き放題対象作品
audiobook.jpを1か月単位で使う audiobook.jp聴き放題・月額 月1,330円 聴き放題対象作品

私は実用書やビジネス書が好きです。audiobook.jpには聴きたい本が豊富にあったので、Audibleと併せて加入しました。

最初から両方へ入る必要はありません。気になる作品や、すでに読んだ好きな本を一方で試し、もう一方にどうしても聴きたい朗読があれば追加すればいいと思います。

長い一冊を聴く月と、何冊も試したい月

たとえば長編を一冊、数週間かけて聴くつもりなら、毎月1作品を選ぶスタンダードでも進められます。選んだ本は翌月になっただけでは消えず、会員でいる間は続きを聴けます。反対に、一冊を選ばずに更新日を迎えても、翌月に二冊選べるようにはなりません。

小説を聴いた翌日に実用書へ移り、週末には別のミステリーも試したい。そんな月は、対象作品を行き来できる聴き放題の方が合います。一冊を最後まで聴いてから次を始める必要もありません。気になった本をいくつか聴いて、続けたいものを探せます。

ここで大事なのは、聴きたい本がそのプランの対象に入っていることです。「三冊聴くから聴き放題」と決めても、その三冊が対象外なら会費だけでは聴けません。サービス名を先に決めるより、今月聴きたい二、三冊を並べてみると、プランを選びやすくなります。

作品数より先に、聴きたい音声版を探す

Audibleは「数十万以上の対象作品」、audiobook.jpの聴き放題は「15,000点以上」と案内しています。ただし、Audibleの表示にはポッドキャストやオリジナル作品も含まれ、両社の日本語の小説だけを同じ条件で数えた数字ではありません。この差だけで、小説ならどちらがよいとは決められません。

両社とも作品名・著者・ナレーターで探せます。読みたい本が配信されていても、聴き放題の対象か、別売の商品かで支払額が違います。Audibleスタンダードは、プレミアムの対象外の本も月の1作品に選べます。audiobook.jpには、単品購入や対象作品と交換するチケットもあります。

私も最初は作品数に目が行きました。でも、使っていてうれしかったのは、何度も聴きたくなる本に出会えたときでした。聴ける本が多くても、聴きたい本が見つからず、アプリを眺めたまま終わる日もあります。逆に、好きな1冊を見つけると、次にどちらのアプリを開くかは自然に決まります。

『夢をかなえるゾウ』は、出演者の違う二つの音声版

関西弁を話すゾウの神様ガネーシャが、主人公に靴磨きや募金などの課題を出す物語です。ガネーシャと主人公のやり取りを、どんな声で聴きたいかが比べどころになります。

Audibleの商品ページのナレーター表示は岩崎了さん。audiobook.jpの『夢をかなえるゾウ1』には、影平隆一さん、大川透さん、浅科准平さん、仲みのりさん、高槻陽一さんが出演しています。

二社の音声版は、出演者の組み合わせが異なります。サンプルでは、声の強さや会話の区切り、ガネーシャの話し方を聴き比べてみてください。audiobook.jpのこの商品は、聴き放題対象として案内されています。作品そのものの紹介はAudibleのレビューにも載せています。

『嫌われる勇気』は、朗読の版と買い方を一緒に比べる

青年が哲学者へ問いかけ、反論しながらアドラーの思想をたどる対話の本です。Audible版はてらそままさきさんと金野潤さん。audiobook.jpには、小林範雄さんと市村徹さんの通常版と、細谷佳正さんと井上和彦さんによる前後編があります。

Audibleスタンダードでその月の1作品に選ぶなら、通常月額880円で利用できます。聴き放題の対象かどうかに関係なく選べるため、この本を聴くために必ず単品購入代を払う必要はありません。

聴き方 支出の例 契約終了後
Audibleスタンダードでその月の1作品に選ぶ 1か月なら880円 会員特典が終わると利用終了
Audible版を単品購入(価格例) 2,630円 会員資格終了後も購入作品を聴ける
audiobook.jp通常版を単品購入 1,760円 プランを解約しても購入作品は聴ける
audiobook.jpの前後編をそれぞれ単品購入 前1,870円+後1,650円=3,520円 購入した前後編を聴ける

細谷佳正さん・井上和彦さんの音声版は、前編に第1夜〜第3夜、後編に第4夜〜第5夜が収録されています。単品の購入額は、会員割引やセールによっても変わります。

初めて一度聴くならスタンダードを勧めます。ただ、何年も繰り返して聴きたい本なら、私は単品で買う方を選びます。

スタンダードの会費は、2か月で1,760円、3か月で2,640円です。月880円の安さだけで見ず、その本を何か月聴き続けるかで、購入との費用差が変わります。

嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えの表紙
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え岸見 一郎, 古賀 史健表紙画像:Audible

『コンビニ人間』は、知っている声への期待でも選べる

36歳の古倉恵子は、コンビニで働いて18年目。そこへ新入りの白羽がやってきて、恵子の生き方に疑問を突きつけます。同じ物語でも、主人公の言葉を誰の声で聴くかは選べます。

Audibleは大久保佳代子さん、audiobook.jpは風間一花さんの朗読です。audiobook.jp版は、聴き放題対象として案内されています。

ユウ

「『コンビニ人間』、俺は大久保佳代子さんの方から聴きたいな」

ミナ

「普段の話し声が浮かぶ?」

ユウ

「うん。でも、本を一冊まるごと読むところは想像できなくて。それが気になる」

ミナ

「私は風間一花さんの方から。知っている人の声を思い浮かべずに、この話に入ってみたいな」

契約前にサンプルを聴けば、料金表では分からない声の好みも比べられます。題名が同じでも、好きな朗読がどちらにあるかで選ぶ理由は変わります。

1年続けるなら、audiobook.jpの年割は月払い8回より安い

通常料金で12か月使うと、Audibleプレミアムは18,000円、audiobook.jp聴き放題の年割は9,990円で、差は8,010円です。両方に聴きたい対象作品があり、1年続けるなら、年割で費用を抑えられます。

利用期間の例 Audibleプレミアム Audibleスタンダード audiobook.jp月額
1回課金 1,500円 880円 1,330円
3回課金 4,500円 2,640円 3,990円
6回課金 9,000円 5,280円 7,980円
12回課金 18,000円 10,560円 15,960円

audiobook.jpの月額1,330円を7回払うと9,310円、8回なら10,640円。8回以上の月額課金と比べると年割が安くなります。ただし、年割は9,990円の先払いで、月額換算の表示額を毎月払うプランではありません。

安くなるからと1年分を払っても、あまり聴かなければもったいない。生活の中で聴く時間ができてから決めてもいいと思います。

audiobook.jpの「月額会員」は、作品購入用のポイントを受け取る別のプランです。聴き放題の月額1,330円と取り違えないようにしてください。料金の細かな条件はAudibleの料金とaudiobook.jpの料金でも説明しています。

両方を契約するなら、聴く本と支出も二つ分になる

通常のWeb月額で両方の聴き放題を使うと、月2,830円、12回課金で33,960円です。audiobook.jpだけ年割にすれば、年間の合計は27,990円。月払い同士より5,970円少なくなりますが、二社分の契約が必要なことは同じです。

聴ける対象作品が増えても、聴く時間は増えません。片方で足りるなら一つで十分です。もう一方にだけ欲しい本がある場合は、その1冊の購入代と追加する会費を比べてみてください。

PrimeやMusic Unlimitedを使っている人は、Audibleとの違いとMusicの月1冊特典も見ておくと、既存の特典で聴ける本に会費を重ねずに済みます。

無料体験では、本とアプリを一緒に試す

Audibleの初回対象者には通常30日間の無料体験があります。audiobook.jpにも、聴き放題へ初めて登録する人の無料体験があり、適用期間は申込み画面で確認します。どちらも無料期間が終わると、選んだプランで有料更新されます。

一方で気になる音声版を聴き、声が合うか、続きを開きやすいかを試してみてください。もう一方にしかない本や必要な機能が見つかってから、次を試しても構いません。

期間限定の案内はAudibleのキャンペーン条件とaudiobook.jpのキャンペーン条件で通常の体験と分けて説明しています。登録・終了の操作はAudibleの無料体験、audiobook.jpの初回・再登録条件は聴き放題の料金へ。

無料期間に試す本は、長さの違う二冊でもいい

聴き放題を試すなら、短い一冊に加えて、続きが気になる長編も一つ選んでみると使い方が見えてきます。短い本なら一度の外出で聴き終える楽しさを、長編なら翌日に続きを開く使い心地を試せます。何冊も聴き切ることを、無料期間の目標にする必要はありません。

途中で聞き逃したときに少し戻れるか、駅で止めた続きを帰りにすぐ開けるか。自分が使う場面で一度操作すると、料金表だけでは決められなかった好みも分かります。スタンダードを試す場合は月に選べる一冊を使うので、先にサンプルで声を聴いてから決めたいですね。

体験後も続けるなら、実際に使えた日数と、その間に聴きたくなった本を振り返ってみてください。忙しくてほとんど開けなかった場合、すぐ年払いへ進むより、もう一か月だけ使うか、一冊を買って会費を止めるかを考えられます。

アプリは、倍速より先に聴き直し方を試してみる

両方とも、作品をダウンロードすればアプリでオフライン再生できます。速度変更とスリープタイマーにも対応しています。

使いたい機能 Audible audiobook.jp
気になる箇所へ戻る 音声の範囲を残すクリップ・メモ 再生位置のふせん
再生速度の変更 作品プレーヤーから変更 0.5〜4倍速、0.1倍刻み
図表などの補足 添付PDFがある作品で閲覧 作品ごとの付属資料を参照

私は、どこまで倍速にできるかより、気になった話にすぐ戻れる方が助かります。途中で止めることが多いなら、戻り方を先に覚えると使いやすい。速く聴くのは、その後でもいいと思います。

実用書なら、あとで使いたい説明に出会ったときに、Audibleではクリップやメモ、audiobook.jpではふせんを付けられます。聞き逃した箇所へ戻るだけでなく、翌週その話をもう一度探すときにも役立ちます。「今日の続きへ戻れるか」と「前に気になった箇所を探せるか」は、両方試しておくとよいと思います。

添付資料がある本では、音声と一緒に図や表を開いてみるのもおすすめです。図を見ないと分かりにくい説明なら、移動中に全部聴こうとせず、資料を見られる時間へ回せます。普段の聴き方で無理なく楽しめるかまで試すと、単に機能が付いているかどうかより判断しやすくなります。

メールを読みながら聴いていて頭に入らないなら、アプリを替える前に目を離して聴いてみてください。聴く作業や速度を変える方法でも工夫を紹介しています。

契約が終わっても聴きたい本は、単品購入の価格も比べる

単品購入した作品は、プランを解約した後も利用できます。Audibleスタンダードで選んだ本と、両社の聴き放題で聴いていた本は、会員特典が終わると利用できなくなります。ダウンロード済みでも購入作品にはなりません。

audiobook.jpでは、プランの解約とアカウント自体の退会で、その後に使える機能が違います。アプリで購入作品を聴き続けるには、無料アカウントが必要です。退会してもWebで保存済みの購入音声は再生できますが、アプリ利用や再ダウンロードはできなくなります。

私は『嫌われる勇気』のように何度も戻りたい本では、月会費の安さよりも、聴きたいときに開けることを大事にしています。反対に、興味のある新しい本を次々と聴く時期には、1冊ずつ買うより聴き放題の方が使いやすく感じます。

プレミアムの購入割引も、会費を足した額で比べる

Audibleプレミアムには単品購入の会員割引・会員限定セールがあり、スタンダードにはありません。毎月の差額は620円です。別に本を買う月は、割引後の購入代に会費を足すと、実際の支出を比べられます。買う予定がなければ、割引のために会費を増やす必要はありません。

繰り返し聴きたい本が見つかったときに、私は購入価格を見ます。セールだけを理由に本を増やすのは控えたいと思っています。

スタンダードは休会できず、未使用の選択枠も翌月へ繰り越せません。audiobook.jpで1冊だけ買うなら、固定会費のない通常会員でも購入できます。毎月は聴かない人は、会員プランを続ける費用も含めて考えてみてください。

支払い方法はAudibleとaudiobook.jpで説明しています。Webとアプリ内では、契約先や申し込めるプラン、料金が異なる場合があります。

迷うならAudibleから。1年続ける本が決まったら年割も比べる

好みの朗読やジャンルがまだ決まっていない人には、私はAudibleプレミアムから試すことを勧めます。作品名で探すだけでなく、好きな朗読者から次の対象作品を探す楽しみもあるからです。日本語の対象作品を長く聴くならaudiobook.jpの年割、聴きたい1冊が決まっているならAudibleスタンダードも比べてみてください。

最初の一冊はサンプルから。知っている本でも、誰かの声で聴くと、文字で読んだときとは違う入り方ができます。