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Audible(オーディブル)が頭に入らないとき、慣れていても聴き逃す理由と対処法

全然頭に入ってこない人に、私がおすすめするのは、目を閉じて場面を思い浮かべながら聴くことです。自宅など安全な場所に座り、何もせずに短い区切りを聴いてみてください。それでも言葉を追えないなら、再生速度や作品を替える、図表のある本は付属PDFを一緒に見る、といった方法があります。

この記事の目次
  1. 最初は、何もせずに物語だけを聴いてみる
  2. 慣れていても聴き逃す。ドライブ中には1時間戻すこともある
  3. 考え事で聴き逃したら、覚えている場面まで戻る
  4. どこで困ったかを分けると、次に試すことが決まる
  5. 意味を追えないときは、速度・作品・資料を見直す
  6. 聴いた後に思い出せないときは、何を残したいかを決める
  7. 好きな声なら座って聴く。合わない声なら本を替える
  8. 家事中に聴き逃した本は、手を休めてもう一度
  9. 聴くのがつらい日は、紙や電子書籍で読んでもいい
  10. よくある疑問

機能の情報と付属PDFを開く手順は、当時のものです。

最初は、何もせずに物語だけを聴いてみる

目を閉じる方法は、自宅など安全な場所に座って試してください。運転や運動をしているときの話ではありません。今どこに誰がいて、何をしているのかを思い浮かべてみます。知っている小説なら、登場人物や場所も想像しやすいと思います。

はっきりした映像が浮かばなくても、話の流れが分かれば十分です。しばらく聴いて、続きを知りたくなるか。まずはそこからでいいと思います。慣れてきたら目を開けて聴いたり、いつもの家事をしながら聴いたりする方法も試せます。

慣れていても聴き逃す。ドライブ中には1時間戻すこともある

私は2015年からAudibleを利用し、1,000冊以上聴いてきました。よく聴く場面の一つがドライブ中です。ところが、運転しながら仕事のタスクを頭の中で考えすぎて、気づいたら本の内容を全く聴いていなかったことがあります。どこから聴けていなかったのか分からず、1時間ほど戻して聴き直すこともあります。ランニング中に片耳で聴いていても、全く頭に入っていなかったことがあります。長く使って慣れていても、その場面や考え事によって、聴けないことはあると感じています。

筋トレも趣味ですが、トレーニングに集中している間は、流していた作品の内容をほとんど覚えていません。その時間の分は、後から聴き直すことになります。

そんなときに、再生速度を変えるだけでは解決しません。運転中は画面を操作せず、安全に停車してから聴き直す位置へ戻してください。

考え事で聴き逃したら、覚えている場面まで戻る

仕事の返信を考えていたり、初めて作る料理の手順を追っていたりすると、本の話まで頭が回らないことがあります。私なら、同時にしていることを終えてから、話を覚えている位置へ戻します。いつもの洗濯物を畳む作業では聴けても、考えることが多い作業では難しい、という違いもあります。

戻る目安は、最後に覚えている会話や出来事です。少し戻しても誰の話か分からなければ、目次から章の冒頭へ戻る方法もあります。30秒ずつ何度も押すより、話のつながりを思い出せる場所を探しやすくなります。

章の最初から聴き直すのが長すぎるなら、そこから覚えている会話や話題まで進める方法もあります。

聴き直しても同じ言葉で止まるなら、その言葉の意味を知らないのかもしれません。人物名は聞こえるのに、誰とどういう関係なのかが分からない場合もあります。そういうときは、巻き戻す回数を増やすより、前の説明や文字版を確かめる方法があります。

本を聴く時間をどう暮らしに組み込むかは、長く使って感じたAudibleの良さと困るところでも書いています。

どこで困ったかを分けると、次に試すことが決まる

困っていること 起きた場面の例 最初に試す変更
途中が抜ける 乗り換えや仕事の連絡の後、話が分からなくなる 作業を止めて短い区切りを聴く
意味を追えない 数字・登場人物・専門用語が続くと分からなくなる 速度を調整し、戻って短く聴く
図表がないと分からない 「この図のように」と言われても見られない 付属資料や同じ本の文字版を確認
後で思い出せない 聴いている間は分かるが、説明できない 区切りごとに一つ言葉にして残す
声やテンポが気になる 内容より読み方に意識が向く ほかの朗読者が読む作品のサンプルを試す
聴くこと自体が負担 休息時間にも義務のように感じる その日はやめる。紙・電子版で読む

いくつか当てはまるなら、今いちばん困っていることから試してみてください。たとえば「数字が続くと追えない」なら、まずその箇所の速度を落とす、という具合です。

意味を追えないときは、速度・作品・資料を見直す

最初は1.0倍。速さはその本に合わせる

速すぎると、言葉の意味を考える前に次の文が来ます。遅すぎると、間が長く感じて注意がそれる人もいます。ほかの人が何倍速かより、自分がその作品を無理なく追える速度を探してください。

同じ人でも、小説の会話と初めて学ぶ専門書では合う速度が変わります。一つの設定を固定してすべての本に使うのではなく、分からなくなった箇所で調整しましょう。

短い箇所で速さを変えたら、まだ聴いていない続きを少し聴いてみます。覚えている部分だけで試すより、その速さで新しい話を追えるかが分かります。

作品のプレーヤーを開き、左下の再生速度を選ぶと速さを変えられます。作品ごとの速度は端末間で保存されるので、難しい本だけゆっくりにできます。新しく再生する本の既定速度を変える場合は、プロフィールの設定から再生画面へ進み、「再生速度の変更」を使います。

速くしていて言葉が追えなくなったら、1.0倍へ戻して聴き直せます。たとえば、1.5倍で聴いていた実用書で金額や割合の説明だけ分からなくなったなら、その段落を1.0倍で試します。数字そのものが聞き取れたか、何と何を比べた話かまで分かったかを分けて見てください。数字は分かるのに比較の意味が分からないなら、速度だけでなく、直前の説明や図表が必要な場合もあります。

登場人物や専門用語が多い本は、既読本で試す方法もある

初めて聴く長い物語で名前が続くと、誰の話か分からなくなることがあります。内容を知っている小説や、一度読んだ実用書なら、声や聴く場面との相性を試しやすくなります。

既読本なら、登場人物や話の流れを知っている分、朗読そのものを味わいやすくなります。好きな場面をどんな声で読むのか、文字で読んだときと印象が変わるのかも、聴き直す楽しみです。

短い作品でも、関心のない内容だと最後まで聴くのが負担になります。長さだけで選ばず、好きな作家の短編や、気になっていた話題の本から試すのもおすすめです。

図や表の説明で止まるなら、付属PDFを開く

「図の右側を見てください」と言われても、音声だけでは何を指しているのか分かりません。図や地図、数式などが大事な本は、資料を見ながら聴くほうが内容を追いやすくなります。

資料の有無は、聴く前に作品の商品詳細で確認できます。図表が重要な本を選ぶなら、買う前にもPDFの案内を見ておくと、音声と一緒に資料を見られるかが分かります。

付属PDFのある作品なら、Audibleアプリのプレーヤーで、表紙画像の下にある「PDF」から開けます。パソコンでは、ライブラリーの「今すぐ聴く」の下にある「PDFを開く」を選びます。スマホのブラウザでは開けないため、アプリを使ってください。

アプリで開いたPDFは、共有ボタンから端末へ保存することもできます。図の説明に来たら音声をいったん止め、どの図のどの部分を指しているのかを見てから再開する、と使い分けられます。聴く前に資料の見出しや図の場所を見ておくと、途中で必要なページを探すときの手がかりになります。

すべての本にPDFが付いているわけではありません。付属資料がない本は、紙や電子版を一緒に読む方法もあります。同じ版なら、音声で触れた図や説明を見つけやすくなりますが、別に本を買う費用はかかります。図表を何度も参照する本なら、最初から文字で読むほうが楽かもしれません。

聴いた後に思い出せないときは、何を残したいかを決める

物語を楽しむために聴く日と、仕事で使う知識を得たい日では、残したいものが違います。楽しい時間を過ごせたなら、細部を全部覚えていないことだけで失敗と考える必要はありません。

ユウ

「昨日の小説、台詞はもう曖昧だけど、2人が言い合う場面で笑ったし、また聴きたい」

ミナ

「また同じところで笑いそう?」

ユウ

「たぶん。あらすじを説明しろって言われると止まるのに、あそこはすぐ思い出せる」

ミナ

「私は笑う場面の少し前から聴きたい。そこに来るまでが好きなんだよね」

ユウ

「分かる。面白い台詞だけ抜き出すと、ちょっと違う」

ミナ

「また最初から聴いちゃいそう」

仕事や学習で使いたいなら、聴き終わった区切りで「使えそうなことを一つ説明できるか」を試してみます。説明できなければ、その箇所に戻る。細かい内容を大量に記録する前に、自分が何を知りたかったのかを確かめるための方法です。

たとえば、会議の進め方の本を聴いたなら、「明日の会議で一つ変えること」を一文だけ残す。小説なら、「この人物の行動をどう感じたか」を書く。記録の形は、聴く目的に合わせて変えられます。

あとでメモを読み返して説明に詰まったら、その箇所を聴き直します。自分が使いたい知識に絞れば、振り返る量も抑えられます。

ブックマークとメモを使い、あとで戻れるようにする

あとで短い台詞や説明だけを聴き返したいなら、アプリのクリップが使えます。戻る場所を残したいだけならブックマークです。アプリでクリップを保存すると、同じ位置にブックマークも自動で付きます。

  1. 作品のプレーヤーで「+クリップ」を選ぶと、30秒の音声が保存されます。
  2. 表紙画像の下にある「クリップ&ブックマーク」を開き、対象の右側の3点メニューから「クリップを編集」を選びます。
  3. 編集画面のハンドルを動かすと、保存する範囲を5〜44秒に調整できます。必要なメモを入力し、「保存」を選びます。

メモには「次の会議で見積もりの根拠を説明する前に聴く」など、何を確かめたくて残したかを書けます。話の途中でクリップが切れていたら、範囲を調整して、残したい言葉が入っているか聴き返してみてください。

保存した箇所を一覧から選んだ後、短い部分だけを聴くなら「クリップ」、その場所から本を聴き直すなら「プレーヤーで開始」を選びます。長い説明がクリップに収まりきらなくても、保存した場面から続けて聴けます。あとで内容を説明できるか確かめたいときには、後者が使えます。

PCやスマホのブラウザではクリップの作成・編集はできませんが、クラウドプレーヤーの「ブックマークに追加」で位置を残せます。聴き直すときは、上部の三本線メニューから「ブックマーク」を開き、項目を選んで「プレーヤーで開始」へ進みます。

通勤や家事の途中でメモまで書けないときは、戻りたい位置だけ残せば、あとでその箇所を聴き直せます。

好きな声なら座って聴く。合わない声なら本を替える

物語が気になって作業を止めたくなるなら、そのまま座って聴くのもよい使い方です。日常の作業を進めながら聴けることだけが、音声読書の価値ではありません。

声の高さ、間、感情の乗せ方には好みがあります。好きな原作であっても、頭の中で想像していた声と朗読が合わないことはあります。そんなときは、いったん置いて別の作品のサンプルを聴いてみてください。一冊の朗読が合わなかっただけで、Audible全体が自分に向かないと決めなくてもよいと思います。

サービスを替えて同じ本を探したい場合は、Audibleとaudiobook.jpの比較に、3作品の朗読者・収録範囲の違いを載せています。好きな本に必ず別の朗読者版がある、というわけではありません。

寝る前に聴いて忘れるなら、タイマーで短く切る

プレーヤーのタイマーを開き、既定時間を選ぶか、自分で時間を設定して保存すると、時間が来たところで止まります。眠る前に、まだ内容を追えている場面でクリップを残しておけば、翌日はその位置を手がかりに聴き直せます。

止まるのは、設定した時間が過ぎたときです。翌日に話が分からなくなっていたら、停止した位置からそのまま先へ進まず、覚えている場面へ戻ってください。

もう少し聴きたい場合は、時間になったときのアラートから同じ長さで延長するか、新しい時間を設定できます。端末を振って延長する機能もあります。これを使わないなら、プロフィールの歯車から「再生画面」へ進み、「シェイクで延長」をオフにできます。

私なら、眠るために聴いた夜の内容を、翌日に全部覚えていなくても失敗とは数えません。

家事中に聴き逃した本は、手を休めてもう一度

料理の手順を考えていて第3章の会話を聴き逃したなら、調理を終えてから、その会話へ戻ってみてください。速さは変えずに、今度は本だけを聴いてみます。

それで話を追えたなら、その本は家事の合間や休憩中に聴くほうが楽しめそうです。手を休めても言葉を追えないときには、速度を落としたり、分からない言葉や図表を文字で見たりする方法があります。

聴くのがつらい日は、紙や電子書籍で読んでもいい

作業を止めても楽しめない、別の声でも読み進めたい気持ちにならない。そんなときは、紙や電子書籍を選んで構いません。音声に慣れるまで会費を払い続けることが、読書の条件ではありません。

逆に、家事中は合わなくても、休日に一つの小説を聴くのが楽しみになったなら、その使い方を大切にできます。ほかの人と同じ冊数や速度に合わせる必要はありません。

よくある疑問

頭に入らないなら、Audibleには向いていない?

一つの本・一つの場面だけでは決められません。静かな場所で聴く、ほかの朗読者が読む作品や既読本を選ぶなど、試す余地はあります。ただし、試すこと自体が負担なら無理に続けなくて大丈夫です。

紙と同時に読む方法は、どんな本で試すとよい?

図表や専門用語が多く、音声だけでは追いにくい本で試してみてください。同じ箇所を目で確かめながら聴けます。音声と文字で版が違うと説明の順序がずれることがあるため、併用する本は版も合わせると使いやすくなります。

記憶できなかった本を聴いた時間は無駄?

目的によります。物語を楽しんだ時間と、試験や仕事で再現したい知識とでは、評価の仕方が違います。学習が目的なら、再生時間だけを見るより、説明できるか、必要な箇所へ戻れるかを確かめる方が判断しやすくなります。

聴く読書を続けている人は、いつも集中できている?

私は長く使っていても毎回集中できるわけではありません。読書を楽しむための道具なので、累計時間を増やす義務にしなくて大丈夫です。Audibleの評判でも、実際に聴く場面に合わせた選び方を紹介しています。

まずは困った場面を一つ選び、条件を一つ変えてみてください。続けることより、自分がその本を理解したり楽しんだりできる方法を選ぶことが大切です。

紙の本と音声を使い分けたいときは、目的ごとの得意・不得意も参考になります。