Audibleの通常料金は、月1冊を選ぶスタンダードが880円、対象作品を何冊でも聴けるプレミアムが1,500円です。私なら、毎月の1冊が決まっている人にはスタンダード、声や内容を試しながら本を選びたい人にはプレミアムを勧めます。スタンダードは販売タイトル全体から選べますが、プレミアムには聴き放題対象外の本もあります。
この記事の目次
好きな作品が次々に出る時期は、Audibleを続けていてよかったと感じます。仕事が忙しくて2か月ほどアプリを開けなかった時期もありましたが、その間にライブラリーへ登録する作品が増え、翌月は聴きたい本がたまっていました。私には、毎月同じ冊数を聴くより、聴きたいときに戻れることが合っています。
以下は日本のWeb登録時の税込通常料金です。アプリストア経由の申込価格は、ストア側の表示額になります。
月額880円と1,500円は、選べる冊数と購入特典が違う
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| 比較する項目 | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|
| 通常月額 | 880円 | 1,500円 |
| 基本の仕組み | 販売タイトル全体から毎月1冊を選ぶ | 聴き放題対象作品を何冊でも聴く |
| 聴き放題対象外の本 | 月の1冊として選べる | 会費だけでは聴けず、別途購入 |
| 単品購入の会員割引・会員限定セール | 対象外 | 特典あり |
| 休会 | 利用不可 | 対象のWeb会員は利用可能 |
| 本を選ぶ枠の繰越 | できない | 月1冊の選択枠で利用する方式ではない |
| 会員中の聴き直し | 選んだ本を聴き直せる | 対象作品を聴き直せる |
| 会員終了後 | 選んだ本の利用が終了 | 聴き放題作品の利用が終了 |
| 別途購入した作品 | 会員終了後も利用できる | 会員終了後も利用できる |
880円で選ぶ1冊は買い切りではありません。翌月以降も会員でいる間は聴き直せますが、会員特典が終われば使えなくなります。数年後も繰り返し聴きたい本は、単品購入の価格も比べる価値があります。
コラム|「プレミアム」への名前変更は値上げではない
以前の「Audible会員プラン」は、現在の「Audibleプレミアムプラン」です。この名称変更に伴う料金や会員特典の変更はありません。以前から聴き放題を利用していた場合、名前に「プレミアム」が付いたことだけで、追加料金が発生する上位プランへ移ったわけではありません。
880円のスタンダードは、同じ聴き放題を安くしたプランでもありません。月額を下げるときには、本の選び方が月1冊に変わることと、聴き放題で追加した本が使えなくなることを含めて考える必要があります。
毎月聴きたい1冊が決まっているならスタンダード
長い小説を少しずつ聴く人も、毎月気になる本を1冊選ぶ人も、880円で利用できます。プレミアムの対象外でも、その月の1冊には選べます。
たとえば『嫌われる勇気』だけを聴きたい月なら、単品の販売価格にかかわらず、月の1冊に選んで聴けます。この本は、対話を途中で止めて考えながら聴きたい本です。初めて聴くなら、私には月1冊でも十分。次々と別の本へ進むより、気になったやり取りへ戻る時間を取りたいからです。
ただし、月額で選ぶ方法では解約後まで残せません。長く手元に置きたいなら、単品購入の価格と会費の合計が比較の目安になります。すでに購入済みなら、その本を聴くためだけに新しい月額契約を増やす必要もありません。
仮に単品価格2,000円の本を1冊だけ聴くなら、スタンダードの通常会費は1か月で880円、3か月で2,640円となり、3か月では単品価格を上回ります。実際の作品価格ではなく、1回・3回課金される場合の計算例です。単品購入した本は会員終了後も残るので、聴く月数と、その後も聴き返したいかで比べられます。
本を選ぶ期限と、聴き終える期限は違う
使わなかった選択枠は翌月へ繰り越せません。一方、前の月に選んだ本は、会員でいる間は翌月も聴けます。今の長編を聴き終えていなくても、次の月の1冊は選べます。
選択期限は、Webのアカウント情報か、アプリの「プロフィール」で確認できます。基準は月末ではなく、自分の次回更新日です。たとえば更新日が15日なら、月末にまとめて選ぶつもりでいると、その前に選択期限を過ぎてしまいます。
忙しくて再生できない月でも、本を選んであれば、会員を続けながら後で聴けます。何も選ばずに更新日を迎えた場合は、翌月に2冊分を選べるようにはなりません。「今月聴けなかった」と「今月の本を選ばなかった」では、会費に対して残るものが違います。
通勤が片道30分でも、乗り換えや会話で毎回30分聴けるとは限りません。たとえば20分を月20日聴くなら、400分、6時間40分です。等速で8時間の本を聴く場合、その月だけでは最後まで届きません。これは生活に当てはめるための試算で、毎月1冊を最後まで聴くことが条件という意味ではありません。

「長い小説の終わりが近いと、聴くのが惜しくならない?」

「続きを知りたいのに、終わってほしくないんだよね」

「あと少しだから、今日はここで止めようかなって思ったり」

「それ、気になってすぐ再生し直しそう」

「うん。終わりたくないのに、止めていられない」
昔のコイン制とは、解約後の残り方が違う
コイン制の頃は、来月のコインを待たずに聴くために、『スレイヤーズ』をお金で買っていました。一冊ずつ購入する方法は、買い切りの仕組みで説明しています。
2018年に始まったコイン制は、コインで本を購入する方式でした。2022年に聴き放題へ移行し、現在はプレミアムとスタンダードがあります。月1冊という点が似ていても、旧コインで購入した本は退会後も残り、スタンダードで選んだ本は会員期間中に使うという違いがあります。
対象の本を何冊も試したいならプレミアム
小説を少し聴いて声が合わなければ別の作品へ移る、通勤では物語、休日には実用書を聴く。対象作品の間を行き来したい人にはプレミアムが合います。
商品ページに「聴き放題対象」とある本は、会員期間中、1冊ごとの購入代なしで聴けます。対象外の本には単品購入代が必要です。シリーズも巻ごとに対象が分かれるため、1巻が対象でも、続きがすべて会費に含まれるとは限りません。
聴き放題対象の本を月2冊読みたいなら、私はプレミアムに1,500円を払う価値があると考えています。1冊目の声が合わなくても替えられ、小説の続きが気になる日はそちらへ戻れることに、スタンダードとの差額620円を出したいからです。私にとっては、最後まで聴いた冊数だけでなく、合う本を探す途中にも料金分のよさがあります。
月2冊目が欲しいときは、購入代と差額620円が判断の材料
スタンダードで1冊を選び、もう1冊を買う場合と、プレミアムで聴く場合を通常料金で比べます。
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| 聴きたい2作品の条件 | 料金の違い |
|---|---|
| 両方がプレミアム対象 | プレミアム1,500円と、スタンダード880円+2冊目の購入代を比較 |
| 1冊だけがプレミアム対象 | 対象外の本の購入代はプレミアムでも必要。月額の差だけでは決まらない |
| 両方ともプレミアム対象外 | プレミアムの会費だけでは2冊を聴けない。スタンダードの1冊選択と単品購入を組み合わせられる |
両方がプレミアム対象で、スタンダードに追加して買う2冊目が620円を超えるなら、その月に聴く支出はプレミアムの方が少なく済みます。ただし、購入した本は会員終了後も残り、聴き放題で聴いた本は残りません。一度聴くための安さか、何度も聴く本を残すかで、選ぶ理由は変わります。
これは、同じ1か月をどちらのプランで利用するかという試算です。契約途中で620円を追加すれば、すぐ切り替えられるという意味ではありません。切替の開始日と請求額は、切替手続きの確認画面で判断します。
通常月会費の合計と、別途かかる購入代
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| 通常月会費の課金回数(無料体験・割引を除く) | スタンダードの会費合計 | プレミアムの会費合計 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1回課金 | 880円 | 1,500円 | 620円 |
| 3回課金 | 2,640円 | 4,500円 | 1,860円 |
| 6回課金 | 5,280円 | 9,000円 | 3,720円 |
| 12回課金 | 10,560円 | 18,000円 | 7,440円 |
対象作品だけを聴く月と、別途本を買う月では、支出が違います。
私が料金を見直すときは、月額1,500円という月会費だけでなく、別途購入した紙の本の金額も考慮するようにしています。聴き放題で1,500円というのは紙の本が手元に残らないことを差し引いても、格安だと感じます。例えば文庫本を2冊買うと1,500円なんてあっという間です。ただ毎月支払い続けることをどう捉えるかで判断したいですね。
たとえば、プレミアム会費1,500円に音声の購入代1,800円を加えた月なら、支出は3,300円です。この購入代は計算例です。購入価格には、その注文で適用された会員割引後の実際の金額を使います。プレミアムには単品購入の会員割引・会員限定セールがありますが、スタンダードにはありません。
紙の本やKindleも買う場合は、その代金も別にかかります。Audibleの会費に同じ本の文字版が含まれるわけではないため、音声と文字を両方そろえる本は合計額で考えます。支払い先の違いはAudibleの支払い方法で説明しています。
プランを切り替えると、聴きかけの本はどうなる?
プレミアムからスタンダードへ切り替えると、聴き放題として追加した本は利用できなくなります。別途購入した本は引き続き聴けます。スタンダードからプレミアムへ移る場合は、過去に毎月選んだ本も会員中は利用できます。
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| 切替方向 | 切替後の聴きかけの本 |
|---|---|
| プレミアムからスタンダード | 聴き放題では使えなくなる。必要なら月の1冊に選ぶか購入する |
| スタンダードからプレミアム | 過去に選んだ本は引き続き利用できる。新しく読みたい本が聴き放題対象とは限らない |
| 会員プランを解約 | 毎月の選択作品・聴き放題作品の利用が終わる。単品購入作品は残る |
Web契約なら、PCの「アカウントサービス」で「会員プランを切り替える」を開き、希望プランを選んで「このプランにする」へ進みます。スマホのブラウザでは、メニューから名前を選び、「会員タイプを表示」「すべての会員プランを表示」の順です。Apple・Google Play契約は各ストアで管理します。
私なら、長い小説を聴いている途中の切替は避けます。差額620円を減らすために、気になっている続きが聴けなくなるのは本末転倒だからです。聴き終えた区切りで次の1冊を決め、その1冊で翌月を過ごせるならスタンダードに下げる、という選び方がしっくりきます。
切替を確定する前に、開始日と請求額の確認が必要です。毎月1日から変わる、必ず日割り返金される、といった扱いを前提にしないでください。新規登録ページで別契約を追加する操作とは違います。
Webとアプリでは、申込価格と契約の管理先を分けて見る
スマホで聴く場合も、Webから会員登録できます。スマホのブラウザでAudibleのサイトを開いて申し込むことと、Audibleアプリ内でApp StoreやGoogle Playを通じて申し込むことは、契約経路が違います。再生する端末がiPhoneだからAppleへの支払いになる、という区別ではありません。
Webの通常料金で始めたいときは、ブラウザでAudibleにサインインして会員プランを選びます。スマホのサイトでは、メニューの「Audible会員特典」からスタンダードの申込へ進めます。プレミアムが見つからない場合は、トップページの「すべてのプランを見る」から探せます。希望のプランを選んだあとに出る、無料期間とその後の請求額が、その申込の条件です。
アプリ内から登録すると、AppleまたはGoogleが支払いを処理します。記事の880円・1,500円とストアの表示額が違う場合は、ストアに出ている額で判断します。ここで月額を取り違えると、年間の料金表も自分の支出に合わなくなります。ストアで月額が別の金額なら、その額に利用する月数を掛けたものが会費の合計です。
すでに会員なら「会員タイプ」で請求元が分かる
どこから登録したか覚えていない場合は、Audibleの「アカウントサービス」にある「会員タイプ」が手がかりになります。プラン名の後ろに「Apple」とあればApp Store、「Google Play」とあればGoogle Playで管理する契約です。
料金を下げるための切替や、次回の支払いを止める手続きも、この契約先に合わせます。Webで登録した会員はAudibleのアカウントサービスへ、Apple・Google Play経由なら該当ストアのサブスクリプション管理へ進みます。使っているスマホの機種だけで手続き先を選ぶと、自分の契約が見つからないことがあります。
月額契約があるか確かめたいときに、商品ページの「無料で試す」を押して確認する必要はありません。登録済みのAmazonアカウントで会員タイプを見れば、契約を調べる操作と、新しく申し込む操作を分けられます。
無料体験とPrime・Musicの特典を比べる
初回の対象者には通常30日間の無料体験があり、終了後は有料で自動更新されます。登録・無料中の退会・利用期限は無料体験の手順にまとめています。期間限定の割引は、Audibleのキャンペーン条件と申込期限で説明しています。
無料体験でも支払い方法の登録は必要です。カード情報を求められたことだけで、体験初日から有料だとは判断できません。反対に、初めてなら必ず無料になると考えて進むのも避けたいところです。プレミアムは、無料体験が付く申込なら体験終了後から、付かない申込なら登録時から料金が発生します。
申込時は、「無料」の文字に加えて、選んだプラン名、無料期間の終わり、その後の月額までをひと続きの条件として読みます。たとえば月1冊を試すつもりなら、スタンダードが選ばれているかが先です。プレミアムの無料体験で何冊も試せたとしても、その使い方を880円で続けられるわけではありません。
Prime会員だけではAudibleは無料になりません。ただし、対象のMusic Unlimited会員には、Audibleへ別途加入せず使える月1冊特典があります。こちらは新しい本を選ぶと前の選択が置き換わる方式です。スタンダードのように、過去に選んだ本を会員中に積み重ねて聴く仕組みとは異なります。
Musicのファミリープランで対象なのはアカウント所有者です。招待された家族全員に月1冊が付くものではありません。
使わない月が増えたら、翌月の契約を見直す
880円でも、再生しない月が続けば負担です。プレミアムの1,500円を聴いた冊数で割れば、2冊なら1冊750円、3冊なら500円になりますが、これは作品の販売価格や節約額ではありません。買う予定のなかった本の定価を足しても、続けたいかどうかは決まりません。
私なら、直近で聴いた本と次に聴きたい本を思い浮かべ、会費を続けるか、好きな一冊を買って残すかを考えます。次に聴く本が決まらず、再生もしていないなら、自動更新を続けるか見直す時期です。
有料のWebプレミアムには、対象条件を満たすと会費を一定期間止める休会があります。スタンダードは休会できないため、使わない期間の会費を止める場合は解約を選びます。
退会手続きの日と、聴けなくなる日は分けて考える
Web会員は、退会手続きを済ませた瞬間に、支払い済みの期間がすべて消えるわけではありません。通常は前回の請求日から1か月が経過して会員資格が失効するまで利用でき、キャンペーン中はその条件に従います。スタンダードで選んだ本も、請求期間の終了までは聴けます。
そのため、「もう1か月分は払わないけれど、支払い済みの期間は残りの章を聴く」という使い方ができます。聴き終わるまで解約の操作を待たなければならないわけではありません。手続き後の会員資格終了日を見れば、残りの本をいつまで聴けるかが分かります。
一方、再生をやめることや、スマホからアプリを消すことでは、月額の自動更新は止まりません。Webでは「アカウントサービス」の「退会手続きへ」から進み、最後の完了まで操作します。途中で画面を閉じただけでは、退会できたか判断できないため、完了表示と退会申し込みの受付メールが確認の目安になります。
次の会費を抑えたいときは、暦の月末より、自分の契約の更新日を見る方が確実です。仮に今月末で聴くのをやめても、その前に更新していれば、新しい請求期間に入っています。会費は聴いた日数や再生回数に応じて減る仕組みではないので、利用をやめる日だけ決めて手続きを後回しにしないことが、余分な更新を防ぐ助けになります。
料金に納得して続けられるかを考えるときは、Audibleの評判と使い続ける理由も参考になります。他社との違いは、Audibleとaudiobook.jpの比較で具体的な音声版と利用期間から比べられます。
料金についてよくある疑問
月額を払ったのに「購入」と出るのはなぜ?
プレミアムでは、聴き放題対象外の本に購入表示が出ます。スタンダードで月会費に含まれるのは、その月の1冊として選んだ本です。別の作品の商品ページを開くと、単品購入の案内も出ます。会員登録の無料体験ボタンだけでは、その本もプランに含まれるとは判断できません。
「会員になればこの本も無料」と思って申し込む前に、その本の商品ページで、聴き放題対象か、月の1冊として選ぶか、単品購入するかを区別すると迷いにくくなります。無料体験の案内は会員プランへの登録を勧めるもので、ページに載っているすべての作品の購入代がなくなる約束ではありません。
たとえば、プレミアム対象外の本を1冊だけ聴きたい場合、プレミアム会費を払ってから購入すると、月額と本代の両方がかかります。その本をスタンダードの1冊にする方法か、月額契約をせず単品購入する方法なら、何に支払うかを決めやすくなります。ただし前者は会員期間中の利用、後者は購入後も残る本なので、価格だけで同じ商品としては比べられません。
ダウンロードした本は解約後も聴ける?
単品購入作品は会員終了後も利用できます。スタンダードで選んだ作品とプレミアムの聴き放題作品は、保存済みでも、会員特典が終われば利用できません。
次の1か月に聴きたい本で、会費を選ぶ
私が今から始めるなら、読みたい1冊が決まっている月は880円、いろいろ試す月は1,500円を選びます。「せっかく会費を払ったから」と義務で聴くより、夕方に続きを再生するのが楽しみになる方を残したいです。
購入済みの本だけを聴き返すなら、新たな月会費は要りません。Musicの対象特典で足りる人も、Audibleの会費を別に重ねず利用できます。



