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オーディオブックは意味ない?紙で読んだほうがいい場面と、耳で聴く価値

紙の本を開けない時間にも、物語や考え方に触れられる。それがオーディオブックの価値です。ただ、必要な一節をすぐ探す、図表を行ったり来たりする、言葉を一字ずつ検討する、といった用途では、紙や電子書籍のほうが扱いやすいこともあります。読む本を全部音声に置き換える必要はありません。

この記事の目次
  1. 紙と音声は、得意な作業が違う
  2. 聴いただけで全部覚えようとすると、役に立ったかどうか分からなくなる
  3. 元を取るために、冊数を無理に増やさない
  4. やめたほうがいいのは、使う予定のない契約だけが残っているとき
  5. 続けるか迷ったら、次の一冊と使う時間を決める

何冊聴いたかより、何のために聴いたか。意味があるかどうかは、そこで決まります。楽しむための小説でも、仕事に使う考え方を得るためでも、読書に割けなかった時間を使うためでも構いません。その目的が果たせるなら価値があるし、毎月料金を払いながら再生する本も時間もないなら、続ける理由は弱くなります。

ここで考えるのは、耳で聴く習慣を続けるかどうかです。Audibleそのものの評価は評判記事に、聴いても話が残らないときの対処は頭に入らない原因と工夫に分けてあります。

紙と音声は、得意な作業が違う

したいこと 選びやすい方法 理由
家事などで手が空かない時間に物語を楽しむ 音声 画面や紙面を開き続けなくてよい
引用したい一節の表記を確かめる 紙・電子書籍 言葉を目で追い、前後へ戻りやすい
図や表を比べながら考える 紙・電子書籍、資料付き音声 見比べる図を手元に置ける
好きな読み手の声で小説を味わう 朗読の音声版 声や間を含めた表現を楽しめる
必要な章だけを辞書のように参照する 目次・検索を使える本 知りたい箇所を選んで開ける

仕事の本なら、まず音声で全体の問題意識をつかんで、実際に資料を作る段階で文字に戻る、という使い方があります。逆に、必要な章がもう分かっているなら、最初からその章を文字で読んだほうが早いこともあります。

音声と紙のどちらが勝ちか、決める必要はありません。同じ一冊でも、最初に知るときと、あとで使うときとでは合う読み方が変わります。

聴いただけで全部覚えようとすると、役に立ったかどうか分からなくなる

一冊聴いたあとに内容を順番に説明できないことと、その本に触れた価値がなかったことは別です。物語の一場面が残る、前から気になっていたことの見方が変わる、次に調べたい題材が見つかる。何を持ち帰るかは目的次第です。

私はこれまで、Audibleで1,000冊以上聴いてきました。それでも、冊数だけ増やした日より、一つの本から考えたいことが残った日のほうが、聴いた意味を感じます。小説なら場面を思い返せること、仕事の本なら次に取り組むことが一つ決まること。それが私には続ける理由です。

何も残らなかった気がするなら、聴く前に目的を一つだけ決めておきます。「面白い物語を楽しむ」で十分です。仕事なら「会議の進め方について一つ考える」と、いまの用事に近づけておく。聴き終わってからどうだったかを判断しやすくなります。

聴いていても内容が追えない、という悩みは「使う意味があるか」とは別の話なので、対処はAudibleの内容が頭に入らないときの聴き方にまとめました。

元を取るために、冊数を無理に増やさない

月額サービスだと、一冊当たりを安くしようとして、次々に再生したくなることがあります。でも、聴きたい本を楽しむはずが、月末までに何冊進めるかばかりになると、続けることそのものが負担になります。

Audibleには、全タイトルから毎月一冊選ぶスタンダードと、対象作品が聴き放題のプレミアムがあります。一冊に絞る使い方も、いくつも試す使い方もできるので、冊数を増やす前に自分の聴き方に合うプランを選べます。Audibleの公式プラン案内

一冊を長く繰り返したいなら、月会費を払い続けるだけが方法ではありません。単品で買う手もあります。買ったあとに聴き直す条件は、オーディオブックの買い切りで比べられます。

「一冊しか聴けないから向いていない」と決めなくてもいいのです。その一冊をどう持っていたいかからお金の使い方を選ぶほうが、目的に合います。

やめたほうがいいのは、使う予定のない契約だけが残っているとき

次に聴く本がなく、生活の中に再生する時間もない。それでも自動更新だけが続いているなら、いったん有料契約を止めるのは合理的です。いつか聴くかもしれない本のために、毎月払い続けなくて構いません。

逆に、読みかけの物語の続きが楽しみなら、その時間そのものが利用する理由になります。毎回仕事の知識や目に見える成果につなげなくても、娯楽としての価値があります。

有料プランを止めるからといって、もうオーディオブックを使わないと決めなくてもいいのです。無料公開音声や買い切り作品を使って、またいくつも聴きたい時期が来たら定額に戻る方法もあります。無料で聴けるオーディオブック

覚えていなくても、次の行動が残ればよい

実用書の内容を全部説明できないからといって、聴いた時間が無駄だったとは限りません。翌日の仕事で試せる手順や、以前とは違う判断を一つ挙げられるかを振り返ってみてください。内容を順に暗記することより、必要な場面で使えることを残す方が目的に合う場合もあります。覚えることと使うことを分けて、聴く目的に沿って振り返る方法です。

続けるか迷ったら、次の一冊と使う時間を決める

迷ったままにせず、次に聴きたい一冊を挙げて、いつ聴くかを一つ決めてみてください。本の名前も時間も浮かばなければ、いまは有料サービスをあまり必要としていない時期です。

一冊は決まっているけれど、耳では追いにくい。そんなときは紙で読めばいいし、声で楽しみたければ音声にすればいい。同じ本に両方の入口があれば、途中で替えても構いません。読書の方法に自分を合わせるより、読みたいものに合う方法を使いましょう。

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