親が普段からCDを使っていて、同じ作品を繰り返し聴きたいなら、朗読CDは十分候補になります。スマートフォンやパソコンを使えて、次々に作品を選びたいなら、配信のオーディオブックのほうが向いています。年齢だけでどちらかに決めず、本人が続きを再生できる機器から選ぶのがおすすめです。
この記事の目次
CDを買うときに特に大事なのが、「音楽CDのように扱う商品」と「MP3データCD」の違いです。MP3データCDは、普通のCDプレーヤーなら何でも再生できるわけではありません。PCか、MP3CDに対応した機器が必要です。メーカーの音声商品利用ガイド
朗読CDと配信では、買ったあとの使い方が違う
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| 比べる点 | 朗読CD | 配信のオーディオブック |
|---|---|---|
| 作品の持ち方 | ディスクを購入して保管する | 一冊購入、月額の聴き放題、毎月の選択など |
| 再生の入口 | ディスクと対応する機器 | アプリ、Web、対応する音声機器など |
| 新しい作品を増やす | 別の商品を買う | 契約の対象から選ぶか、単品を買う |
| 用意するもの | CDの形式に合うプレーヤー | 利用サービスに対応する端末・アカウント |
| 家族が手伝う場面 | 媒体と機器を合わせ、ディスクの順序を伝える | 登録・作品の準備・再生画面への戻り方を伝える |
CDのよさは、買う作品と支払いを一つずつ決められることです。配信にも単品購入はあるので、「配信なら必ず月会費がかかる」という前提で比べる必要はありません。料金の仕組みから選ぶなら、オーディオブックの買い切りも候補になります。
『坊っちゃん(上)』は、二枚組で上巻を聴く新潮CD
夏目漱石の『坊っちゃん(上)』は、風間杜夫さんが朗読する新潮CDです。公式掲載価格は税込3,300円、二枚組で140分。下巻は別の商品です。新潮社の公式商品ページ
すでに知っている小説を、別の人の声で楽しみたいときの候補です。ただし、商品名の「上」を見落とさないでください。140分は『坊っちゃん』全体ではなく、この上巻の長さです。
上下巻の作品を贈るなら、上巻だけを用意するのか、作品全体をそろえるのかを先に決めます。ディスクの枚数や価格だけを見て買うと、思っていたところまで物語が入っていないことがあります。
商品ページには購入先の案内もあります。販売店によって在庫や届くまでの日数が違うので、贈る日が決まっているなら、価格と到着予定日を比べて購入先を選んでください。新潮社の購入案内
『源氏物語』全54帖は、MP3データCD三枚に収録
パンローリングの『源氏物語』は、与謝野晶子の現代語訳全54帖を岡崎弥保さんが朗読した商品です。公式掲載価格は税込11,000円、MP3データCD三枚、収録時間は約4,236分。時間に直すと約70時間36分あり、40ページの冊子も付いています。メーカーの公式商品ページ
約70時間分の音声をMP3ファイルにして、三枚のデータCDに収めた商品です。
PCで使うなら、CDを読み取るドライブとMP3を再生できる環境が要ります。単体の機器に入れて聴くなら、MP3CDに対応した機種です。「CDが入る機器を持っている」だけを条件にすると、再生できない組み合わせを買ってしまいます。
長い作品を少しずつ楽しみ、冊子も手元に置きたい人向けの商品です。最初に一緒に操作するときは、音を鳴らすだけでなく、別の帖を開くことと、翌日続きを探す方法まで試しておくと、日々の利用につながります。
値段を比べる前に、作品の範囲をそろえる
『坊っちゃん』を作品全体で用意するなら、上巻3,300円に加えて下巻も要ります。『源氏物語』の掲載商品は11,000円で全54帖が入っています。先に聴きたい範囲を決めれば、用意する商品も決まります。
CDと配信で同じ作品を比べるときも、朗読者、上下巻、抜粋か全文かをそろえてください。複数の随筆から一部を選んだ朗読と、一冊分の全文朗読とでは、聴ける内容が違います。
同じ読み手の同じ音声版が両方にあるなら、支払額に加えて、どの機器で続きを聴くかを比べます。本人が続きを探して再生できる方法なら、毎回家族に頼まずに楽しめます。普段からCDを扱っている人には、手元の機器をそのまま使う方法も候補です。
スマホを使わない人にも、配信を聴く方法はある
Audibleとaudiobook.jpはPCブラウザでも聴けます。設定済みのEchoでAudibleを声で再生する方法もあるので、スマートフォンを持っていないというだけで配信を候補から外す必要はありません。
ただ、機器の設定や作品選びを誰が担当するかという問題は残ります。再生するだけの操作と最初の準備を分けた具体的な方法は、スマホなしでオーディオブックを聴く方法で説明しています。
置き場所まで決めると、CDの使い方が見えてくる
CDと配信の比較では、収録時間や価格に加え、再生する場所まで考えて選びます。長い作品のCDなら、盤を何枚使うか、聴く椅子からプレーヤーに手が届くか、次の盤をどこへ置くかで使い勝手が変わります。途中で止めた盤が分かるようにしておくことも、続きを聴きやすくする工夫です。収納場所と再生場所を一緒に決めると、盤を探す手間も減らせます。
親に選ぶなら、作品と機器をセットで考える
好きな小説をCDで聴きたい人には、その作品の媒体と手元の機器を合わせる。新しい本を自分で選びたい人には、普段使う端末から配信へ進む。この順なら、作品だけ、機器だけを先に買ってしまう失敗が減ります。
本人の好みと、再生・停止・再開を一緒に試す導入は、親へオーディオブックをすすめる方法にまとめています。特にMP3データCDを選ぶ場合は、商品名だけでなく、対応する再生環境までセットで用意してください。



