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ティアムーン帝国物語のオーディブル|ミーアのやり直しを、斎藤楓子の朗読で

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処刑された皇女ミーアが目を覚ますと、12歳の自分に戻っていました。『ティアムーン帝国物語』は、同じ最期を避けようと必死に動くミーアが、周りからは立派な皇女だと思われていく物語です。ミーアの本音を知りながら周囲の勘違いを楽しみたい人には、声優の斎藤楓子さんが読むオーディブルがおすすめです。

この記事の目次
  1. ティアムーン帝国物語はどんな物語?
  2. 自分を守りたいミーアが、周りには立派に見える
  3. Audible版の斎藤楓子さんの朗読は、どんなふうに聞こえる?
  4. Audible版ティアムーン帝国物語の第1巻と続巻
  5. 今回紹介した作品はこちら
  6. この作品が好きなら、こちらも

ティアムーン帝国物語はどんな物語?

ティアムーン帝国物語の表紙
『ティアムーン帝国物語』をオーディブルで聴く

アニメでご存じの方も多いと思いますが、餅月望さんの小説『ティアムーン帝国物語』の主人公は、ティアムーン帝国の皇女ミーアです。「断頭台から始まる」という副題は重いものの、国を立て直そうと動く彼女が考えているのは、まず自分が助かることです。

ミーアは一度、崩壊した帝国で、わがままな姫として処刑されています。ところが目を覚ますと、国が滅びる前の12歳に戻っていました。同じ最期を避けるために、自分に尽くしてくれるメイドと、不遇な立場にある優秀な文官を味方にしていきます。

その文官がルードヴィッヒです。以前の人生では帝国を立て直そうと力を尽くし、ミーアにはわがままさや知識の乏しさを厳しく指摘していました。ミーアはやり直した人生で彼を訪ね、関係を築き直そうとします。

自分を守りたいミーアが、周りには立派に見える

アニメは見たことがあっても、原作を読むのは初めてという人も多いはずです。

ミーアが恐れているのは、かつて自分が迎えた最期です。だから、敵を作らないようにしたり、頼れる人を味方にしたりする。その行動を見た周りの人は、ミーアが自分たちのために深く考えてくれたと受け取ります。

読者にはミーアの本音が分かるので、周囲が感心するたびに「本人はそこまで立派なことを考えていないのに」と笑えます。それでも、人を助ける結果になれば、ミーアを褒める側の気持ちも分かる。自分を守ろうとした行動が、いつの間にか人からの信頼につながっていくところが面白い作品です。

立派すぎる主人公より、怖いものがあって慌てたり、自分の都合で動いたりする主人公を追いたい人に向いています。

ユウ

「ミーアの本音が分かると、立派なことを言ってても、ちょっと笑っちゃいそう」

ミナ

「周りは感心してるのにね」

ユウ

「俺も大学のグループ課題で、『みんなのために今日中に終わらせよう』って言ったことあるよ」

ミナ

「頼もしいじゃん」

ユウ

「次の日、温泉に行く予定だった」

ミナ

「みんなの先に、温泉があったんだ」

ユウ

「でも課題は終わったし、感謝もされた。俺も温泉に入れた」

ミナ

「それはよかったね。どうして今まで黙ってたの?」

ユウ

「ちょっと頼れる人になれた気がしたから」

ミナ

「ちゃんと終わらせたんだから、そこは本当でしょ」

ユウ

「ありがとう。ミーアも、そう言ってもらえたら助かるだろうな」

ミナ

「ミーアの話に戻して、温泉のことを忘れさせようとしてる?」

Audible版の斎藤楓子さんの朗読は、どんなふうに聞こえる?

斎藤楓子さんは、アニメ版『ティアムーン帝国物語』でリオラ・ルールー役を演じた声優です。本編の朗読では、ミーアや周囲の人物の台詞から、出来事を説明する文章まで、一人で読みます。

ミーアと周囲の人物の演じ分け

ルードヴィッヒの落ち着いた声と、ミーアの可愛らしい声の違いを楽しめたという人がいます。

本音では自分が助かりたいミーアも、彼女の行動を立派だと受け取る周囲の人も、斎藤さんが演じます。台詞だけでなくミーアの考えを描く文章も読まれるので、何を思ってそう言ったのかを知りながら、相手の受け止め方も聴けます。

人物の気持ちまで声で伝わるところを楽しみたい人には、斎藤さんの朗読が向いています。

軽く楽しめても、文章の言い回しが気になることはある

軽いコメディとして作業のお供に合うと感じても、朗読では文章の言い回しが気になったという人がいます。

声の調子や文章の言い回しが気になる人には、最初に第1巻のプレビューを聴くのがおすすめです。

ユウ

「ミーアの声で本音まで聞こえてきたら、周りの人より俺のほうが詳しくなれそう」

ミナ

「事情を知ってるから、ちょっと得意になるの?」

ユウ

「なるかも。でも、ミーアの都合を知っても嫌いにならなかったら、それはそれでうれしい」

ミナ

「温泉の話をした人の言葉だと思うと、よく分かる」

ユウ

「俺の本音は、もういいでしょ。朗読でまで聞きたくないよ」

ミナ

「『みんなのために』って言った直後に、『明日は温泉だ』って聞こえるんだ」

ユウ

「いいことを言った余韻が短すぎる」

ミナ

「本音のほうが声、弾んでそう」

ユウ

「ミーアの本音は楽しみだけど、俺のは黙読でお願いしたい」

ミナ

「読まれるのはいいんだね」

Audible版ティアムーン帝国物語の第1巻と続巻

本編の『ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』は、斎藤楓子さんの朗読で9時間15分です。

「あとがき」は特殊なマイクで収録されているため、ヘッドホンで聴くのがおすすめです。

2026年10月現在、本編は第18巻まで。短編集2冊も含めて、プレミアムプランの聴き放題の対象です。本編と短編集は、シリーズ一覧にまとまっています。ドラマCDは独立したシリーズです。

紙で手に取りたい方は、単行本の第1巻もあります。

ユウ

「9時間15分か。通勤のときに聴こうかな」

ミナ

「今度は温泉へ行くまでに聴き終えよう、とかじゃないんだ」

ユウ

「本まで締め切りを作ったら、くつろげないよ」

ミナ

「課題とは違うもんね」

ユウ

「じゃあ今日は、このへんで。ミナの時間も大事にしたいし」

ミナ

「その言い方、何か予定がある?」

ユウ

「駅前の銭湯、そろそろ開く」

ミナ

「本音も一緒に聞こえるようになってきた」

今回紹介した作品はこちら

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