商品リンクには広告(Amazonアソシエイト)を含みます。
天才魔道士の少女リナ=インバースが、剣士ガウリイと出会い、魔法と剣の世界を冒険する『スレイヤーズ』。物語はリナ自身の遠慮のない語りで、勢いよく進みます。この語りを声で楽しみたい人には、森なな子さんが読むオーディブルの日本語版がおすすめです。
この記事の目次
スレイヤーズはどんな物語?

アニメでご存じの方も多いと思いますが、『スレイヤーズ』の主人公は、強い魔力を持つ少女リナ=インバースです。魔法や竜が存在する世界を舞台にした、神坂一さんの小説です。リナは盗賊にひるむどころか、相手を叩きのめしてしまうほどの魔道士です。
そんなリナのもとへ、助けに来るのが腕の立つ剣士ガウリイです。第1巻では、森で盗賊と向き合っていたところで2人が出会います。ガウリイはリナの見た目から彼女を心配し、保護者を買って出ます。アトラス・シティへ向かう道中を共にする、魔道士と剣士の組み合わせは、ここから始まります。
物語を語るのはリナ自身。何が起きたかを追うと同時に、リナが目の前の出来事をどう受け止め、どんな言葉を返すかも分かります。
リナの遠慮のなさと、次々に進む冒険が面白い
アニメは見たことがあっても、原作を読むのは初めてという人も多いはずです。自分で盗賊に立ち向かえるリナと、そのリナを守ろうとするガウリイ。2人の出会いには、リナの実力とガウリイの心配のずれがあります。助けられる少女の話を想像していると、リナの遠慮のなさに驚くかもしれません。
物語の展開が速く、勢いに乗って読み進められるという感想があります。
リナが出来事を語る一人称の小説なので、魔法や剣の戦いだけでなく、リナの遠慮のない言い分も冒険の一部になっています。

「スレイヤーズ、アニメは昔よく見てたんだよね」

「リナの声、今でも覚えてる?」

「覚えてる。でも原作は読んだことないんだ。ミナに1巻を借りたのに」

「それ、いつの話?」

「……たぶん、まだ本棚にある」

「返す前に、せめて読んでよ」

「名作だと思うと、ちゃんと読まなきゃって構えちゃって」

「読む前から、読書感想文の審査員を呼んでるね」

「誰も呼んでないのに緊張してる」

「リナがどうしゃべるかを聞くだけでいいんじゃない? 本人が語る冒険だし」

「盗賊を見たら叩きのめす子の言葉か」

「本を返さない人にも、遠慮なく怒りそうだね」
Audible版の森なな子さんの朗読は、アニメのリナとどう違う?
森なな子さんは、宝塚歌劇団を経て、アニメや映画の吹き替えで活躍する声優です。森さんは、アニメでは『キラキラ☆プリキュアアラモード』の剣城あきら/キュアショコラ役や、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のカガリ・ユラ・アスハ役も担当しています。
大人びたリナの声をどう受け止めるか
アニメのリナは林原めぐみさん、ガウリイは松本保典さんが演じています。オーディブルでは森なな子さん1人が2人の台詞を読み、リナ自身が冒険を語る地の文も担当します。
森さんのリナには、強気な言葉の中にも女性らしい艶を感じるという感想があります。一方で、思い描いていたリナの声との違いに戸惑ったという感想もあります。
アニメの声との違いが気になる人には、最初に第1巻のプレビューを聴くのがおすすめです。
盗賊を前にしても遠慮なく言葉を返すリナの強さには、大人びた声も合います。リナのかわいらしさだけでなく、相手にひるまない格好よさを楽しめる朗読です。

「昔の声が好きだと、新しい声を褒めたら裏切るみたいな気持ちになるのかな」

「好きなものを一つ増やすたびに、前の好きに退職届を出さなくていいでしょ」

「掛け持ちしていいんだ。でも頭の中のリナが、先にしゃべりだしそう」

「そっちのリナを無理に黙らせなくてもいいよ。自分が何を期待してるか分かるし」

「森さんの声だと、どんな感じなんだろう。俺は、アニメで好きだったリナを思い出せるかが気になる」

「私はリナの軽い語りが、どう続くかを聴きたい」

「聴く前から、頭の中だけでずいぶんにぎやかになってきた」

「名作を採点する日から、リナの話を聴く日に変わった?」

「うん。審査員には帰ってもらった」

「審査員より先に、借りた本を返してね」
Audible版スレイヤーズの第1巻と続巻
第1巻の『スレイヤーズ1』(3時間47分)は、リナとガウリイの出会いから始まります。紙で手に取りたい方は、文庫もあります。
続巻の『スレイヤーズ2 アトラスの魔道士』(4時間37分)も森なな子さんの朗読で、シリーズ一覧にまとまっています。

「アニメで知ってる話でも、リナ本人の語りで聴いたら、また違って聞こえそう」

「じゃあ、借りてる1巻はどうするの?」

「オーディブルで聴くから、今日こそ返すよ」

「結局、読まないで返ってくるんだ」

「聴いて面白かったら、2巻を借りに行く」

「1巻を返してからね」
今回紹介した作品はこちら
この作品が好きなら、こちらも
騒がしい冒険が好きなら、『このすば』もおすすめ
『このすば』では、異世界へ来たカズマとアクアのかみ合わない会話を楽しめます。食べ物や寝床のために働くところから始まり、冒険の前の暮らしにも騒動が起こります。
会話の言葉遊びが好きなら、『化物語』もおすすめ
『化物語』は、不思議な出来事の理由を追いながら、阿良々木暦たちの長い会話や言葉遊びを楽しむ小説です。リナの語り口が好きで、ひとつの言葉にどう返すかをじっくり味わいたい人に向いています。

