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クラスで目立たない男子高校生・温水和彦が、人気のある八奈見杏菜の失恋に居合わせる『負けヒロインが多すぎる!』。そこから、恋が実らなかった女の子たちに関わる日々が始まります。恋の切なさと、相手の言い分に笑ってしまう会話の両方を楽しみたい人におすすめの学園ラブコメです。オーディブル版の第1巻では、鵜澤正太郎さん、本泉莉奈さんら10人が、温水たちのやり取りを声で演じます。
この記事の目次
負けヒロインが多すぎる!はどんな物語?

主人公の温水和彦は、自分をクラスの目立たない存在だと思っている高校生です。そんな彼が、人気のある同級生・八奈見杏菜の恋の悩みに関わることになります。
きっかけは、ファミレスで八奈見が振られる場面に居合わせたこと。彼女の注文分を温水が支払ったため、八奈見はお金で返す代わりに弁当を用意するようになります。同級生の失恋を目撃した温水が、その後も彼女の恋の悩みや日常に関わっていくのです。
文芸部の小鞠知花とは、学校での連絡をきっかけに知り合います。小鞠は人見知りで、面と向かって話すのが苦手な女の子です。その小鞠が、部の活動に参加するよう伝えるため、温水の教室を訪ねてきます。自分の話を聞いてもらう八奈見とは、温水との接し方も違います。
雨森たきびさんの原作小説では、温水は陸上部の焼塩檸檬とも関わります。思いがかなわなかった女の子たちにも学校生活は続き、温水はそれぞれの恋の悩みに巻き込まれていきます。
失恋の話なのに、温水の受け止め方で笑える
八奈見にとっては、幼いころに交わした結婚の約束も大切なものです。一方、温水はその言い分を聞きながら、胸の内では冷静に突っ込みを入れています。同じ話でも、本人がどれだけ深刻に受け止めているかと、聞き手がどう思うかは違う。そのずれから、失恋の話にも可笑しさが生まれます。
好きだった人への気持ちが残っていれば、話はすぐには終わりません。温水がどんな返事をするのか、八奈見が次に何を言い出すのか。二人のやり取りが気になって、そのまま話を追いたくなる作品です。
原作では、聞き手の温水の語りも楽しめます。温水が女の子たちの言葉をどう受け止めているかが分かるので、同じ話を隣で聞いているような可笑しさがあります。
恋の話を離れても、八奈見と温水の性格が面白い
物語は、八奈見の失恋から始まります。そこから先の学校生活で、彼女がどんなことを言い、温水がどう受け止めるのかが描かれます。八奈見のちゃっかりしたところと、勘定をきちんとする温水の人物像がよく描かれていると感じた読者がいます。
恋愛の結論を急ぐより、性格の違う高校生たちの会話を楽しみたい日に合う作品です。

「『負けヒロインが多すぎる!』はアニメで見たんだけど、八奈見の話って、つい聞いちゃうんだよね」

「温水だったら何て返すか、気になる?」

「うん。俺なら、すぐ『次があるよ』って言いそう」

「その子は、今好きな人の話をしたいのかもしれないよ」

「友達が振られたとき、同じようなこと言われた。『今はそういう話してない』って」

「それで、どうしたの?」

「黙って聞いてた。帰り道ずっと、相手のいいところを教えてくれた」

「振られても、好きな気持ちがすぐ消えるわけじゃないもんね」

「最後には俺まで、その人のこと好きになりそうだった」

「そこは友達の味方でいてよ」
Audible版の鵜澤正太郎さんたちの朗読は、どんなふうに聞こえる?
第1巻の朗読には、鵜澤正太郎さん、本泉莉奈さんをはじめ、10人が参加しています。本泉さんは、アニメ『HUGっと!プリキュア』で薬師寺さあや/キュアアンジュを演じた声優です。
温水の語りや会話は、聴きやすい?
温水の語りを、癖の少ない丁寧な調子で聴きやすいと感じた人がいます。会話の間に状況や気持ちの説明があるので、台詞が続いても迷わず聴けたという人もいます。
登場人物の声の違いや返事の調子を楽しみたい人に向いた朗読です。アニメで覚えた声との違いが気になる人には、最初に第1巻のプレビューを聴くのがおすすめです。

「八奈見の言葉も気になるけど、温水の返事を声で聴くのが楽しみ」

「どう返していいか、困ってる感じも出そうだね」

「友達の相談を聞いてたとき、俺はだんだん返事が『うん』だけになった」

「聞いてなかったの?」

「ちゃんと聞いてたよ。でも何を言っても、また『今はそういう話じゃない』って怒られそうで」

「それで全部『うん』?」

「最後に『ねえ、どう思う?』って聞かれて」

「そこでも?」

「うん」

「今のも返事なのか、説明なのか分からない」
Audible版負けヒロインが多すぎる!は第5巻まで
2026年10月現在、オーディブルでは第1〜5巻を聴けて、5巻ともプレミアムプランの聴き放題の対象です。
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| 作品 | 再生時間 |
|---|---|
| 負けヒロインが多すぎる! | 7時間 |
| 負けヒロインが多すぎる! 2 | 6時間4分 |
| 負けヒロインが多すぎる! 3 | 7時間49分 |
| 負けヒロインが多すぎる! 4 | 7時間20分 |
| 負けヒロインが多すぎる! 5 | 7時間10分 |
紙で手に取りたい方は、原作小説の第1巻もあります。
今回紹介した作品はこちら
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